吾輩は胡八である

猫、生活、カルチャー

GRAPEVINEさんの名盤 Lifetimeと望みの彼方は人生のきらめき

紐で遊ぶ白黒ハチワレの猫

先日Vaundyさんの記事を書いたら

もっと音楽について書きたいことが
山ほどあることに気づいた

音楽に対して思うこと
音楽に救われたこと
音楽から学んだここと

どれもこれもかけがえのない経験

自分の人生において
確実に大きな影響を与えてもらった

そんなこれまで聴いてきた数え切れない
音楽たちともう一度向き合ってみたい

真剣にそう思った

ただ何から書いたらいいのかわからない
うまく書ける気がしない

それでも書いてみる

再会

ふとしたきっかけで
とあるバンドの昔のMVを最近見た

大学生の頃に心を奪われたバンド

GRAPEVINE

青春が蘇ってきた
再びどハマりした

一瞬にして違う世界へ連れていく
歌詞とメロディー

夢と現実の間を行き来しているような

そんな感覚になる

この感覚がわかる人は
この世界にどれくらいいるだろう

名盤 Lifetime

初めて買ったGRAPEVINEさんのアルバムが

Lifetime

だった

そしてそれは紛れもなく名盤だった

Lifetimeには
一生や生涯や寿命などの意味があるが

人生という限りある時間の中に存在する
センチメンタルの全てのようなアルバム

ボーカル&ギターの田中和将さんの
文学的な詩が深く心に染みわたる

明確なメッセージを提示するのではなく
ただただ人の心に寄り添うような

そんな優しくも強い言葉たち

とても救われる

作曲は曲ごとにバンドメンバーが
各々行っている
とても珍しいスタイルだ

田中和将さんの詩に寄り添うような
丁寧で温かいメロディー

ああなんて素晴らしいバンドなんだろう

すみません
どうしても今言いたくなってしまった

続けます

名曲 望みの彼方

Lifetimeの中に望みの彼方
という作品がある

本当に名曲


歌い出しの最初の歌詞から
心を掴まれる

独りで君は泣く 断りもしないで
痛みで限がなくも 何も出来ないで

-- 望みの彼方より--


切なく苦しい

どこまでもストレートな情景描写

繊細な心情がリアルに伝わってくる
曲の中へ自分が入り込んだような

そんな錯覚に陥る

悲しみの中に存在する微かな希望

何度勇気づけられただろう

驚くことに望みの彼方は

スロウというシングルの
カップリング曲

こんな名曲が
と思ってしまうが

GRAPEVINEさんの曲は
名曲ばかりだから

不思議なことではないのかもしれない

もう何回聴いただろう

人生の岐路はきらめきの方へ

人生の節目など
何か心に変化があったときに

特に繰り返し聴いている

今また聴いているということは
そういうこと

人生の岐路に立っている
どの道へ進もうか

人生がきらめくのはどの道か

この曲と共に

迷いながらも後悔のない道を

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